BXcoloremoji パッケージバンドル =============================== LaTeX: カラー絵文字を出力する 概要 ---- bxcoloremoji パッケージは LaTeX 文書においてカラー絵文字を出力するため のものである。他の類似の機能をもつパッケージと比較すると、本パッケージは 以下の特徴をもつ。 * 全ての主要な LaTeX エンジンをサポートする。 * 文字自体、Unicode 符号値、短縮名での入力が可能。 * hyperref 使用時に PDF 文字列の中でも妥当に動作する。 * 和文組版環境でも絵文字を適切に取り扱える。 絵文字の画像の出力について、昔の版では独自の画像ファイルを利用していたが、 諸般の理由により、1.0版からは最終的な画像出力を [twemojis パッケージ]に 移譲することを既定の動作とする。 ※昔の画像データを使いたい場合は [bxcoloremoji-oldstd レポジトリ]にある 情報を参照してほしい。 ### 前提環境 * フォーマット: LaTeX * エンジン: e-TeX 拡張をサポートするもの * DVI ウェア(DVI 出力時): 用いる画像形式に対応したもの ※既定設定では dvipdfmx が必要。 * 依存パッケージ: - etoolbox - binhex(expl3 が有効でない場合) - bxghost(条件により) - twemojis ### インストール - `*.sty`/`*.def` → `$TEXMF/tex/latex/BXcoloremoji` ### ライセンス 本パッケージは MIT ライセンスの下で配布される。 the MIT License: (http://opensource.org/licenses/MIT) Copyright 2017-2024 Takayuki YATO (aka. "ZR") bxcoloremoji パッケージ ----------------------- 詳細についてはマニュアル [bxcoloremoji-ja.pdf] を参照されたい。 [bxcoloremoji-ja.pdf]: bxcoloremoji-ja.pdf 更新履歴v1 ---------- * Version 1.0 〈2024/11/11〉 - 既定動作を“twemojis モード”に変更。 - 画像ファイルを [bxcoloremoji-oldstd レポジトリ]に移動した。 * Version 0.22 〈2024/09/16〉 - `pua` オプションを追加。 * Version 0.21 〈2024/08/24〉 - color パッケージも自動的に読み込む。 * Version 0.20a 〈2024/08/18〉 - bxcoloremoji パッケージの解説を PDF 文書に移行した。 - 不具合修正。 - (試験的) `twemoji-pdf/png` オプションをカスタムファミリ指定の 一種として処理する。 * Version 0.20 〈2024/08/16〉 - 短縮名を少し追加した。 - 短縮名一覧のドキュメント bxcoloremoji-shortnames.pdf を追加。 * Version 0.19 〈2024/08/05〉 - 和文ゴースト処理のために [bxghost パッケージ]を利用する。 * Version 0.18 〈2024/08/02〉 - twemojis モード(`twemojis` オプション)のサポート。 - `names` オプションを追加。 - サンプルファイルの修正。 - (試験的) `twemojis-skip-tikz` オプション。 * Version 0.17 〈2024/07/28〉 - `\coloremojikeycap(of)` 命令を追加。 - フォールバック動作の改善。 - バグ修正。 * Version 0.16b 〈2024/07/20〉 - バグ修正。 - フォールバック動作の改善。 * Version 0.16a 〈2024/07/14〉 - バグ修正。 * Version 0.16 〈2024/07/13〉 - 独自短縮名を追加。 - expl3 が使える場合に binhex パッケージを使わない。 - バグ修正。 * Version 0.15b 〈2024/07/07〉 - バグ修正。 * Version 0.15a 〈2022/04/20〉 - utf8 入力エンコーディングの将来の改新に対処した。 * Version 0.15 〈2022/04/12〉 - `nodvidriver`、`bbparam`、`preload-names`、`jatype` を追加。 - `\coloremojisetup` 命令を追加。 - 絵文字出力命令にパラメタ設定のオプション引数を追加。 - グローバルなドライバオプションの指定がある場合は graphicx を 自動的に読み込む。 - 短縮名データの読込の仕様を変更。 * Version 0.14 〈2022/04/08〉 - twemoji の画像を最新版に更新。Emoji 14.0 に対応。 - `size` および `size*` オプションを追加。 - 非推奨のオプションに対して警告を出す。 * Version 0.13 〈2021/09/18〉 - Unicode Emoji 14.0 に対応した。 - twemoji の画像を最新版に更新。※ただし twemoji は Emoji 14.0 には対応していない。 * Version 0.12 〈2021/01/27〉 - カスタムファミリの機能を追加。 - [coloremoji パッケージ]との互換のための機能を非推奨とする。 (`twitter`、`hires`、`lowres`、`basedir` のオプション。) * Version 0.11 〈2020/06/21〉 - `\coloremojiucs` で PDF 文字列中の短縮名をサポート。 - 独自短縮名を追加。 * Version 0.10 〈2020/06/14〉 - Unicode Emoji 13.0 に対応した。 * Version 0.9b 〈2020/04/29〉 - バグ修正。 * Version 0.9a 〈2019/12/09〉 - utf8 入力エンコーディングの改新に対処した。 * Version 0.9 〈2019/09/09〉 - Unicode Emoji 12.0 に対応した。 * Version 0.8c 〈2019/09/01〉 - 単独の skin tone modifier を有効な絵文字とみなす。 * Version 0.8b 〈2019/03/12〉 - ZWJ sequence のフォールバック時の ZWJ を線で表す。 * Version 0.8a 〈2019/03/09〉 - バグ修正。 * Version 0.8 〈2019/03/09〉 - `\coloremojiucs` において短縮名での入力をサポートした。 * Version 0.7 〈2019/01/02〉 - upLaTeX で文字を“欧文扱い”(kcatcode を 15 に設定)にして いる場合に対応した。 * Version 0.6 〈2018/06/10〉 - Unicode Emoji 11.0 に対応した。 * Version 0.5 〈2017/06/26〉 - Unicode Emoji 5.0 に対応した。 - Emoji tag sequences に対応した。 * Version 0.4 〈2017/05/19〉 - pifont パッケージ類似の命令群を追加。 * Version 0.3c 〈2017/05/07〉 - PDF 出力時は graphicx を自動で読み込む。 - バグ修正。 * Version 0.3b 〈2016/05/22〉 - PDF 文字列中での入力に対応させた。 - `\coloremoji(ucs)` 命令を頑強にした。 * Version 0.3a 〈2016/05/04〉 - (u)pLaTeX および LuaTeX-ja の縦組みモードに対応。 - CJK パッケージの CJK 環境中でも正しく動作させる。 - バグ修正。 * Version 0.3 〈2016/05/03〉 - ZWJ 列をサポートするために文字列パーザを書き直した。 * Version 0.2 〈2016/04/30〉 - 画像ファミリ `twemoji-pdf`,`twemoji-png` をサポート。 * Version 0.1 〈2015/09/22〉 - 最初の公開版。 [bxcoloremoji-oldstd レポジトリ]: https://github.com/zr-tex8r/BXcoloremoji-oldstd [bxghost パッケージ]: https://ctan.org/pkg/bxghost [coloremoji パッケージ]: https://github.com/doraTeX/coloremoji [twemojis パッケージ]: https://ctan.org/pkg/twemojis -------------------- Takayuki YATO (aka. "ZR") https://github.com/zr-tex8r